Part 22 

「粛然霧情」
 平成27年(2015年)
    F30
(90.9cm×72.7cm)
 
世界遺産の白神山地・奥入瀬渓流・八甲田周辺の湖沼・八甲田登山と3泊4日の旅の先々で、多くの素晴らしい景色に出逢った。
 八甲田周辺には多くの湖沼がある。
雨が上がり、周辺の木々を巻いて、ゆっくりと八甲田山の静かな深い森の中を登っていく霧,その時の情景を描いてみた。
 また、昔八甲田山雪中行軍で吹雪と霧に巻かれた遭難者への鎮魂の念も思い出した。 
 木々に絡みついて登る深い霧を、薄墨で数度重ね、その再現に苦労した。
   「大雪の風越山」
 平成26年(2014年)
  半切1/2
(35cm×6705cm)
 
子供の頃、よく母に連れられて、約10q離れた母の実家・喬木村大和知に行っていた。
 天竜川を渡ると、南アルプスの手前の伊那山脈に向かって、急な登り道が続く、その道中、庚申塚の木下で必ず休んだ。
 そこから見た風越山、その奥の安平路山、生まれた家は雲海の下、懐かしい景色である。
 薄点からだんだんと濃い点で、全て小筆による点で描いてみた。
   「春宵」
 平成27年(2015年)
        
 
F20(72.7cm×60.6cm)

 満月の宵の河口湖からの
 富士と桜

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