Part 1
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ザクロ 平成3年 (1991年) F8号(45.5cm×37.9cm) 水墨画は,一番始め一筆書きで和画仙紙に横に一を描くことから始まり,縦の線・丸・曲線…と進み,竹・木・野菜・果物・草花・魚・鳥・昆虫等を一通り習い,それから山水画を習います。 その後,麻紙や本画仙紙に書くための滲み止めのドーサ引きや顔彩の使い方,淡墨の重ね方等を習うために,自分でドーサを引いた麻紙に顔彩で花鳥を描きます。 この絵は,麻紙に鹿膠と明礬を使ってドーサを引いて,顔彩を淡彩し,数回重ねて塗り込んでいく「塗り込み」という描き方で始めて描いたものです。 完成までには半年かかりました。 |
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桜にシメ 平成3年 (1991年) F8号( 45.5cm×37.9cm) この絵も,上記の手法で描いたものです。 鳥の羽,桜の花びら,空が大変でした, 第八回 鳳墨会水墨画展(平成4年) 初出品 努力賞 |
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静 思 平成4年 (1992年) F10号(53.0cm×45.5cm) 水墨画を始めてから4年,先生独自の手法である淡墨を重ねて,陰影を表現していき白い部分を残して描く,塗り込み手法で始めて描いた,静かな奥入瀬の景色です。 第九回鳳墨会水墨画展(平成5年) |
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迎 春 平成5年 (1993年) F15号(62.0cm×53.0cm) 富士山・雲・樹氷を描きたくて,大菩薩峠から富士山を少し大きくして描いたものです。 雲がなかなか難しく大変勉強になった。 第十回鳳墨会水墨画展(平成6年) |
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菖 蒲 平成6年 (1994年) F8号(45.5cm×37.9cm) 港北ヒュータウンの仲町台駅近くのお寺で,住職の奥さんが育てている白と紫の菖蒲を,プロ級の写真家小島晴光さんが撮ったものを描いてみました。 白い花びらや茎や葉の描き方が大変勉強になった。 |